御朱印のもらいかた(一宮のばあい)
御朱印の一般的な説明は、ほかにいくらでもあります。 ここは一宮を巡るときにだけ出てくること——昼に止まる受付、書き置きしかない社、社務所に人がいない社——を、 当サイトが公式から拾った49社ぶんのデータから書いています。
神社本庁は、御朱印の作法を定めていません
意外に思われるかもしれませんが、神社本庁の「御朱印について」は 起源の解説だけです。金額にも、もらいかたにも触れていません。 御朱印を「神社参拝した証」と位置づけ、奈良・平安の納経受取の書付に起源を求め、 「御朱印」という呼称は昭和10年頃から見られるようになった、と書いています。
そこで例に挙げられている「平家納経」の納め先が嚴島神社——安芸国の一宮です。
作法を書いているのは、県の神社庁です
宮城県神社庁の「御朱印マナー」が6項目にまとめています。 愛知県神社庁もほぼ同じことを書いています。要点は次のとおりです。
- 御朱印の前に参拝を。まず参拝してから窓口へ
- 御朱印を参拝の目的にしない。宮城県神社庁は「スタンプラリーではありません」と書いています
- 朱印帳は自分で開いて渡す。書いてほしい面を開いて、小銭を用意して
- 書き終わるまでは静かに。話しかけない、覗き込まない、無断で撮らない
- 下調べも忘れない。受付時間が違う社、神職が常駐していない社があります
- すべては常識の範囲で。人が書いている以上、同じものは二つとありません
一宮の側の言葉としては、三河國一之宮の砥鹿神社が 公式サイトで 「御参拝された証として御朱印を授与いたします」と書いています。
5つ目の「下調べ」が、このサイトの役目です
受付時間が社務所と違う社、昼に止まる社、書き置きしかない社は、行ってみるまで分かりません。 以下は当サイトが公式から拾えたぶんです。
当サイトで確認できていること
- 御朱印の記載を確認
- 49
- 授与ありを確認
- 47
- 受付時間まで確認
- 25
- 初穂料まで確認
- 12
掲載120社のうち、御朱印について何か書いてある社は49社でした。 残りは「授与していない」のではなく、「確認できていない」です。そう書いてあります。
受付が昼に止まる社が4社あります
移動の都合で昼に着くことは多いので、ここがいちばん引っかかります。
- 大神神社尾張国
- 10:00-12:00/13:30-15:00
- 鳥海山大物忌神社出羽国
- 9:00-12:00/13:00-17:00
- 都農神社日向国
- 9:00-12:00/13:00-16:30
- 新田神社薩摩国
- 9:00-12:00/13:00-16:00
書き置きしかない社
帳面に直接書いてもらうつもりで行くと、そこで初めて分かります。
- 天手長男神社壱岐国
- 書き置きのみ。「予め書いてある御朱印を置いています。お参りをした後に、300円をお納めいただき、お持ち帰りください」。宮司の都合により受けられない場合がある
- 興神社壱岐国
- 書き置きのみ。参拝後に300円を納めて持ち帰る方式。宮司の都合により受けられない場合がある
一方、時期によって書き置きになる社もあります。 寒川神社、秩父神社 は、年始や例大祭の期間だけ書き置きのみになります。
逆に、書き置きを用意していない社もあります。 伊太祁曽神社は書き置き・紙朱印の用意はなく、朱印帳に直接墨書のみ。代替として月替り意匠の「参拝証」を頒布
社務所に人がいない社が4社あります
行っても窓口がありません。代わりの受け取り先がある社と、ない社があります。 観光協会の窓口で扱っている社、本社の授与所で扱っている社、そして そもそも御朱印について何も確認できていない社が混ざっています。
- 真名井神社丹後国
- 授与所は月に数日のみ開設(開設日は籠神社の公式サイトで告知)。御朱印・お守りは本社の籠神社で扱う
- 由良比女神社隠岐国
- 社務所に常駐者なし。御朱印は西ノ島町観光協会窓口(8:30-17:30、年中無休。年末年始は変動あり)
- 天手長男神社壱岐国
- 常駐の社務所はない
- 興神社壱岐国
- 常駐の社務所はない
常駐しているけれど、不在の日がある社
受付時間そのものはあるのに、その時間内でも不在になることがあると書かれている社です。 御朱印が目的なら、先に電話で確かめてください。
- 伊射波神社志摩国
- 授与所 9:30-16:00(常駐ではなく不在の日がある)※伊勢志摩観光ナビ(公益社団法人伊勢志摩観光コンベンション機構)。神社の公式サイトは見つからず
- 大神神社尾張国
- 社務所 10:00-12:00/13:30-15:00。公式が「急な事態などで時間が遅れたり休まなければいけない事も発生いたします」と明記している
- 若狭彦神社若狭国
- 10:00-15:00(社務所は若狭姫神社に置かれ両社を兼務。地域の神事で職員不在の日がある)
初穂料
金額を公式で確認できたのは12社だけです。その内訳は次のとおりでした。
- 300円4社
- 500円7社
- 1000円1社
金額を定めていない社もあります。 寒川神社と出雲大社 は、公式が「思召し」「お気持ち」としています。
お金の呼びかたについては、神社本庁が初穂料・玉串料を説明しています。 表書きは「いずれを使用しても構いません」とのことです。
いずれにせよ小銭を用意しておくのが確実です。一万円札を出されると、社のほうが困ります。
全国一の宮の朱印帳について
確認できたこと
一宮専用の「全国一の宮御朱印帳」は実在します。 岩代国一之宮の伊佐須美神社が 公式サイトで 「全国一の宮御朱印帳への記帳」を明記し、初穂料を各500円としています。
また、大神神社が「全国一の宮巡拝会」の窓口として、 公式サイトで巡拝旅行を案内しています。会は現在も活動しています。
確認できていないこと
朱印帳そのものをどこで、いくらで頒布しているかは分かりませんでした。 巡拝会の公式サイト(ichinomiya-junpai.jp)は、当サイトが調べた時点で表示できない状態でした。 入会や満願の扱いについても、一次ソースで確認できていません。
書けないので書いていません。朱印帳が要るなら、一宮の社頭で直接お尋ねください。
当サイトの掲載社のうち109社が、巡拝会の一覧図に載っている社です。 残る11社は参考掲載で、一覧図には載っていません。 巡拝を目的に回るなら、この区別は各社のページで確認できます。
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